実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/26 (金) 14:00
知人の保証人になったことから借金を背負って亡くなった両親に代わり返済を続ける主人公が高校時代の親友たちと始めた稼業(?)の顛末。
多額債務者と取り立て屋とか主人公たちの過去とかモチーフはダークなのにフィクションならではのファンタジックな要素とユーモアがそれを緩和して重くも暗くもならず後味佳く〆るのが巧み。
また、ここの初期からの特色である会話の上手さに磨きがかかり、程よい脱線の仕方から掛け合い漫才のような丁々発止のやりとりなど、もはや名人芸級?
強いて言えばやや強引な展開や説明不足気味なところが無いでもないが、フィクションとしての許容範囲内と思えたのは贔屓目か? ちなみに説明不足気味と思えたところは開演20分前から流れる「ラジオトーク」で補完できたのだった。