ノクターンだった猫 公演情報 ニットキャップシアター「ノクターンだった猫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    不条理劇風ファンタジー?
    初見です。「深夜のレストランを舞台にしたファンタジー」ということで、幻想的なお洒落な内容を想像したが、だいぶ違っていた。当日パンフに「ごまのはえ結婚決意記念作品」となっており、内容も主宰のごまのはえさん(凄いネーミングですね 笑)の結婚決意?記念公演になっていました。
    この劇団の公演を何度か観ているファンはツボにはまるのか大笑いしていましたが(アフタートークで経験者に挙手させてわかりました)、ポカンとしてる人が大半だったような・・・・。

    ネタバレBOX

    「ごまのはえ」さんの婚約と、殺人事件に発展して新聞の社会面を騒がせた「別れさせ屋」の話がモチーフになって展開。2つの話は直接関係はないが、微妙に絡まりながら行方不明の「猫探し」を挟み、妄想のような夢のような様相を示していく。
    再現ドラマで「ごまのはえ」を高原綾子が怪演(笑)し、ご本人のナレーションも入って笑わせる。「ごまのはえ」ご本人も本人役で登場し、「どうして私のことまで出てくるの!」と「彼女」にさんざん責められる場面が可笑しかった(お笑い芸人が私生活をトーク番組でネタにして、奥さんに責められるというエピソードを思わせる)。
    出演者たちが「愛してる!」を連呼しながら舞台をのたうち回る場面がクライマックスだが、これが延々続くのでいささかクドく感じられ、観ていて飽きてしまった。
    劇中出てくる「海底」を思わせるブルー系の濃淡の床や、水の入った透明な天球が照明によって美しく変化する舞台美術は素敵だった。
    関西公演の横長舞台に対して、こまばアゴラでは中央舞台に集約した演出にしたそうで、両袖にも椅子が置かれているが主に俳優の待機場所になっているのがちょっと残念だった。
    最初は劇らしく始まり、終盤はパフォーマンス色が濃くなっていくせいか、私個人の感想としては、終盤は置き去りにされてしまった感が強かった。この内容で1時間40分は少々長く感じられ、あと20分くらい短縮できるように思えた。

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    2010/08/07 09:11

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  • かもめさま

    コメントをどうもありがとうございます。
    私は単純な人間なのでファンタジーものへの演劇的理解力が乏しいのですが、不条理劇は好きで、個人的に夢をよく見るせいか、何とかそっちの方向で理解しようと努めました。
    「愛してる!」と言いたかったらあの場面を作ったというごまのはえさんのお言葉には絶句するしかなかったです(笑)。世の中の男性に夢を与えてくれた(?)ごまのはえさん、末永くお幸せに!
    そして、ニットキャップシアターの皆さん、時々上京なさってください。

    2010/08/09 03:02

    ご来場ありがとうございました
    貴重なご意見、残りのステージに挑む際の参考にさせていただきました

    明日で千秋楽ということで寂しいですが、また東京公演をする際はぜひまたお越しいただければと思います!!

    2010/08/09 00:01

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