満足度★★★
みた設定がとても面白かった。ただ、無理に人物同士の対立を作ったり、トラブルメーカーを作り出して笑わせようとせず、もっと静かに進んでいっても、いいものができるのじゃないかと思った。最後の30分、徐々に会場内の笑いは増えていったけれども、ああそっちに行ってしまったかと残念だった。カタルシスが無くてもいい演劇はたくさんあるから。登場人物で印象深かったのは照明係。感情の起伏が激しいわけでも、事件を起こすわけでもないのに、地に足が付いている芝居。そういう人々の、ごく当たり前の会話を書いていけば、もっといいものができるのじゃないかと感じた。
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2010/07/31 11:46
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