実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/02/15 (木) 19:30
お気に入り劇団の6年振りの公演。とても考えさせられる。(2分押し)75分。
本来は2~3人の会話劇を得意とする劇団だが、一人芝居シリーズ tea for ONE の一つとして2004年にに初演され、何回も再演された作品を、大きくブラッシャアップしての上演。元々はイラク戦争をきっかけに書かれた戯曲で、私も何回か観ているのだが、本作は大きく変わっていた。冒頭、作・演出の大根が、なぜ本作を書いたかという話を始めるが、語り口から芝居が始まっているのが分かる。さらに終盤で今回新たにガザ,ウクライナ戦争を扱うが、観ていて、どうすればいいんだろう、と考える自分がいた。とても考えさせられる作品だった。小森の技量が上がったことは確かだが、大根の演技者としての力量も感じられたあたりが楽しい。
開演時間に遅れて観劇した客が、途中でイビキをかいて寝るというアクシデントで、耐えられなくなって起こそうとしたら、制作担当者も同じ行動。