実演鑑賞
満足度★★★★
年始の地震を踏まえて構成が変更されたらしいけど、近くには監獄島である「カノ島」しかない
交通の便もさほど良くなさそうな漁業と観光業で生計を立てている人が主と思われる島で起こった
“う蝕”とされる自然災害によって、数多くの人が一瞬のうちに溶解した地中に飲み込まれた……と
いう設定、かなりの影響を受けている、というかまんまだなと。
”不条理劇”と銘打たれているけど、見る人によっては鎮魂の一作にもなるし、別の側面から見れば
軽くサスペンスにもなるし、単純に俳優目当てであればいい演技とともにハートフルで少しクスッと
できる作品を観ることができた、ってお得な気分になれる。
とっつきにくそうなタイトルとポスタービジュアル、あらすじに反して実は結構間口が広いと思う。