境界 公演情報 劇団夢現舎「境界」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    タイトルにある「境界」だけではなく、「きょうかい(漢字変換した)」に係る11演目をテンポ良く描く。中にはアントン・パーヴロヴィチ・チェーホフの短編や山本周五郎の時代小説 さらには古典落語という幅広いジャンルから題材を得ている。正月の御節料理のように それぞれ違う味わいがあり楽しめる。また場転換に時間をかけず、かと言って衣裳は話に応じて着替えるなど飽きさせない工夫にも好感がもてる。

    さて、当日パンフには「これらを境界と取るか否かは貴方次第」とあるが、中には境界ではなく区別もしくは選別といった印象のものもあり、考えさせる。構成は、教会 教戒 教誨といった括り、チェーホフ短編、そして日本での話といった纏まりが妙。5人の役者が 瞬時に色々なキャラクターの人物を演じているが、それでも違和感なく話の中へ入っていける。
    (上演時間1時間36分) 追記予定

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    2024/01/10 18:59

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