実演鑑賞
満足度★★★★★
原作は昭和20年に連載された短編小説という事で、ご高齢向けの公演かと思ったらそれは大間違い
隣の若いお客さんも存分に楽しめた様子で、これはもう日本人のDNAが共鳴しているのではないかと、自然に笑いが込みあがってくる上質な舞台
喜劇とは言え太平洋戦争へと向かう時代背景
登場人物達の生活にも影響が、毒がポトリと落とされ広がっていく様な空恐ろしさもあり
いるはずの無い二階の女
ストーリーはとてもシンプルなのだけれど、人間描写の豊かさで約3時間(途中休憩含む)たっぷりと魅了させて頂きました
NLTさんと言えば海外コメディーというイメージがありましたが、今回みたいな心くすぐるユーモアと趣のある日本作品を是非また公演して頂きたい