実演鑑賞
満足度★★★★
ヴェルディのオペラに、こんな作品があるとは知らなかった。あらすじにあるように、少々話が複雑。第一幕になって、プロローグから25年たっているとはわからなかった。とはいえ、人間関係がわからないほどではない。アメーリアをめぐる実父シモンと、養父。恋人と横恋慕するパオロの三角関係が軸になる。パオロがイアゴーのような、恨みっぽい策略家で複雑。2幕でシモンが「おれは犯人を知っている」とうたうので、パオロをはめるつもりなのかと勘違いした。実は犯人を知らない強がりだった。
歌手たちの歌の聞かせどころはたっぷりあって、それは見事なものだった。
初日に見たが、天皇陛下がきており、手荷物検査などあり、天皇の入場退場には拍手が起きた。残念ながら3階席から、その姿は見えなかった。