一定物語 公演情報 忍びこみ「一定物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    初見の劇団だったけれど
    とんでもなくふざけた劇団だな、って思った!(^0^)
    その世界観はアニメ的。だからワタクシ好みの作品だったけれど、笑いのスパイスはどちらかというと、わははははwwww---という笑いではなく、思わずブハァアーー・・っと噴き出してしまうような笑い。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    本宮が経営する治療院「夢工船」は本宮が開発したという、体にゴムチューブを巻いて病気を治すという。のっけから手や身体にチューブを巻いて登場した本宮は少女漫画に登場するような芸術風のソース顔のおっさん。かと思えば、そのあとに上等のフロックコートに山高帽子、ステッキ姿で忽然と現われた慇懃な紳士風の兼良。そして忘れてはならないのが、佳代ことオバQみたいな種族の雑種。笑)

    もうこれだけのキャラクターを確認しただけで、ワタクシの脳みその中にあると思われる磁場が完全に狂いだして、クルクル、クルクル・・と右に左に回転しながら、時には一回転も二回転もしながら、めくるめく回ってしまったわけさ。

    その後に登場するキャラクターらも、殆どがアニメ風で、ゴムを巻いたりアイロンを背中に押されたりしながら、治療というよりも、虐待みたいな風情になっちゃってるのだから、いやはや、まさに脳内磁場は樹海レベル。

    更に宇佐美が登場すると、本来なら本宮の弟子になるはずの宇佐美が、その強引なまでの話術と独特の教祖のようなしゃべり口調で他を制するというか、圧倒されて、本宮が完全に狂いだして自ら弟子になってしまうという、ヘンテコで可笑しな芝居だった。

    でもって観ているワタクシたちは、あれよあれよと言ううちに、「オバQ」を観てたんだか、「パタリロ」を観てたんだか、はたまた、「お蝶夫人」を観てたんだか、解らなくなって、「え?ここはどこ?」なんて気が付くと、シシ神さまの森に迷い込んで、この空間からは脱出できない。なんて世界に連れていかれちゃう訳よね。


    夢のような世界。
    夢だけど、夢じゃなかったぁ。笑

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    2010/06/29 18:20

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