『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!) 公演情報 劇団ぎゃ。「『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    虚と実は配分が難しい。
    博多の色街と人魚伝説を織り交ぜながら虚実入り乱れ・・・、と進んで行くが、現実と遊離している部分が多すぎてそこはあまり上手くいっていなかった。
    人魚伝説や他の設定、セリフなどでも「どこかで見た」ものが多く独自性を感じない。もっと工夫をいれる必要があるだろう。そうでないと元ネタが分ってしまい興醒めだ。

    ストーリーもこれから面白くなりそうというところでぶった切られて残念。
    ここから先をむしろ観たかったのにと思う。


    演技に関しては、地元劇団のどこにも同じ問題しか言えないが、セリフの間が均一すぎること、キャラクター同士の距離とセリフの間を考えていなさ過ぎること、そして、パターン演技しかしていないことだ。

    セットの使い方はなかなか面白いと思ったが、衣装や言葉の使い方は「逃げ」ていたと思った。
    正確な物を使えないこととセンスで見せることは別物だ。


    ストーリー、演技、演出など全てが演劇になる手前だった(演劇以前と言うと言葉に語弊が出そうなのでやめておく)。
    ここから考え、ここから始めるべきだ。




    地元の劇団はどこもキャラクターの距離感や背景を感じさせることが出来ていないが、これが出来ればつまらない作品もある程度面白く観ることができるのにといつも思う。

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    2010/06/27 01:26

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