実演鑑賞
満足度★★★★★
地下鉄のホームに閉じ込められた人々、駅員を初めとして誰も外で何が起きているのか何故電車は来ないのか分からない。回収されない伏線。もう、全然大丈夫です。あれを見た後なので。
駅のホームに見立てられた舞台は黄色い線の向こうに柱が2本。オープニングも客電が不安げに瞬いての暗転。真っ暗な中にそれぞれが手にするスマホの明かりが灯り、それを照明のようにして一人一人がこの状況をゴチるというもので、面白かったです。
誰でもあって誰でもないあの男は何者だったのか。それぞれが抱える闇や不安があの地下鉄のホームに集まり淀んで、あのような幻覚?を見せたのではないか・・・と思えた。
始発で帰る、あるいは出発する各々に幸いあれ!