実演鑑賞
満足度★★★★★
関西学生演劇界を牽引しているのではないか、なんて勝手に思っている六風館の4人劇だ。戦争中なのになぜかのんびりした居間での会話劇が中心である。
とか思っていたら、人工人間とか様々な現代ツールがちらりと見える。話もせっぱづまったり、けんかになったり、そりゃあ面白い芝居です。
そしてラストにかけて、着地点に収束したと思ったら、そのまたどんでん返し。実に面白い劇でした。脚本が素晴らしい。
2時間近い劇で、セリフ量が半端でない。俳優にとって、特に学生にとっては、重い負担になったろう。ところどころ不安めいた部分もあったが、でも頑張った。拍手を送ろう。
出来たら、戦争の恐怖なんかを映像で垣間見せてくれたら、現代の狂気感ももっとあぶり出せたのではないか、と思いました。