実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/09/09 (土) 18:30
観終えて切ない感触が残る作品だが、丁寧に作られていることは確か。102分。
劇団の主宰のところに、かつて一緒に芝居をしていた男がやってきて、自分は病気だと言うが…、の物語。展開はある程度読めるが、扱い方はやや独特。演出も含めて独自性はあるのだが、それが物語をふくらましているかと言うと、疑問もないではない。鈴木杏の使い方にも特徴があるのだが、それはそれで成功しているとは思う。公演の1週間前に窪田正孝が怪我で降板して平原テツに変わったのだが、窪田を想定して書かれた脚本だと思うし、平原の演技も窪田に寄せてる感じがあって、不思議な気持で観た。実話、というウワサもあるのだが、どうなのだろう。