実演鑑賞
満足度★★★★★
東京公演を見ました!
布を炎にしたり、紙や剣に術者の意志を宿らせたりできる人間CG職人集団こと壱劇屋さんが「生き物」を操ったらどうなるのか!?ってことなんですよ!
もう本当に…生きてる…!
ちっこい三匹のぬいぐるみはそれぞれの生き方で歩行してるし、陰から覗くシーンもそれぞれの生態に乗っ取って壁に張り付いたり腕を引っかけたりしていて!
不死鳥の羽根が分離されてるのも、人智を超えて大きく、もしかしたら火の粉をまとうような不思議な羽根なのかな…と想像も掻き立てられつつ!
またこれは役者さんスタイル(幻獣たちに見えてる姿)ですが、九尾の尻尾やケルベロスの3つの頭などが分かれてるのも非常に面白かったです!肉体ではなく内面で繋がっている…!
そして私が一番好きなのが、大きな大きな布で表現されるロック爺です!この大きさと不気味さと美しさは怪鳥だし、この羽のボロボロ感はおじいちゃんだ…!舞台の端めいっぱいってくらいに大きな羽根がくるくる回って、チョーチが元の世界から攫われてしまった、こんな遠く遠くまで連れてこられてしまった、と同時に私自身も物語に手招きされていく感覚がありました。あのシーン、すごく風を感じて楽しかったです!!