越境する蝸牛 公演情報 劇団太陽族「越境する蝸牛」の観てきた!クチコミとコメント

  • 好みの差が顕著に出る気が
    舞台が意外とこじんまりとした室内になっていたので、
    前から3番目の真ん中あたりに座って観劇。

    観終わった後にまず思ったことが、
    好き嫌いがはっきり分かれるんじゃないかということ。
    役者さんといい演出といい舞台といい、どれをとっても
    ハイレベルだと思いました。
    だけど私は正直に言うと他の皆さんほどよさが
    わからなかったというのが本音。
    やはり社会情勢を扱っているというのは重いです。
    でもそれだけにとても考えさせられました。
    観ている最中より、観終わった後に背筋が軽く寒くなるような。。。

    ネタバレBOX

    最も印象的なシーンはラスト。
    最初からきちんと伏線が張られていた
    あのカタツムリの歌。
    「ダイボロツボロ~♪」(←と聞こえたんですがあってるんでしょうか)
    舞台全体に役者がいて、全員が客席の方を見て、全員で合唱。
    そして店の外だけに降っていた雪がいつの間にか室内にも降り始め
    舞台全体に降り注ぐ雪。
    これはとても印象的でした。
    劇全体がやたらリアルに作りこまれていただけに、
    非現実的なこの演出が演劇ならではだと思いました。

    私が最後まで気になったのが母親のエミコさん。
    あのストーリー上エミコさんは悪役だとしかとれません。
    あそこまでひどい役柄としてあの舞台にいる必要があったのかということ。他の役は結構いろいろな面が出てただけにあの役の必要性がよくわかりませんでした。私が未熟なだけな気もしますが。

    もう何年か後に観たら違う感想になる、そう感じた劇でした。
    そのため今回は「評価しない」ということで。

    0

    2007/07/20 17:25

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大