女の雨情 公演情報 イマカラメガネ「女の雨情」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    期待していなかったが
    楽しい舞台だった。3人の女のそれぞれだったが、途中から4人の女のそれぞれだった。笑)
    女の友情物語。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    三人の女たち、範子、リコ、希はユニットを組んでいた。翻訳をしてリーディングし、出版社に持ち込む仕事だ。3人の中でずば抜けて、才能があったのはリコだった。彼女が翻訳した日本語の感性は美しく情緒があった。しかし、希はリコの彼を以前から好きだったこともあり、横取りして結婚してしまう。

    こうして仲違いしてしまった三人の女たちから、希が一抜けして、新たに後輩の松山絵美が加わる。希に彼を奪われたリコはショックからか、翻訳の仕事を一切しなくなってしまう。出版社の担当・室田はリコの才能を買っていただけに残念がるが、そういう状況を熟知し、また自分には才能がないと知っていた範子は自分の身体を室田に差し出して仕事を繋ぎとめる。

    こういった範子のやり方を哀れだとか卑怯だとかは思わない。生きていくうえで仕方のないことと割り切ったのかも知れない。そんな範子の気持ちを察していながら自分の仕事に都合よく範子を利用する室田。彼は家庭のある男だ。しかし、男女の関係は他人には解らない部分があるように室田は範子が室田に対する愛を重すぎると感じてしまう。そして別れたいと思うようになる。

    男の気持ちが自分から離れれば離れるほど、焦る女・範子は室田からの仕事をこなすために絵美に翻訳の仕事を手伝って貰う。それでも室田が居なくなったら仕事が全く回ってこないのじゃないかと不安に駆られ、知人友人に「ユニットを組んで仕事を一緒やろう。」なんて触れ回ってしまう。

    そんな折、仲たがいの「きっかけ」を作ったもう一人の女・希が現れる。希はずっとリコを気にしていたのだった。だから毎日、リコに会いに通い、リコの好きな不二屋のシュークリームを買ってくる。希は希なりにリコに詫びたいのだった。

    4人4艘、それぞれの乗った船はまるで大海原を自分の力だけでどうにか漕ごうとはしている。ヨタヨタ、ヨタヨタ・・・と沈没しそうになりながらもだ。生きるのが下手というより、きっと誰もがこんなように生きてる気がする。そのうちに4人はやんやかんや・・と騒ぎながらも仲良く、翻訳コンニャクみたいに皆で訳している場面で幕は降りるのだ。

    要するに色々あったけれど、仲良しに戻った設定だった。だから、彼女らを嫌いにはなれない。

    2

    2010/06/07 17:36

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  • きゃる>
    ええ、演出もワタクシ好みでした。最後にまた元通りに友情が成り立つ個所もほのぼのしてて、素敵でした。次回も観たい作品です。

    2010/06/07 22:46

    みささま

    ちょっとテレビドラマみたいでおもしろそうですね。
    作者に興味がある。

    2010/06/07 18:20

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