韓国新人劇作家シリーズ第7弾 公演情報 韓国新人劇作家シリーズ実行委員会「韓国新人劇作家シリーズ第7弾」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    B「秋雨」
    場末のホテルで起きた連続殺人事件を回想風に描いた物語。人物はビニール傘をさし 前屈みでゆっくり歩く。青 赤といった原色照明が光景を妖しく照らし、抒情的な雰囲気を醸し出す。

    C「変身」
    精神的・経済的に不安定、謂わば中産・無産階級の人々が変身してしまうという奇妙な出来事が続発する。脚立や衝立に張り紙、手書きで書かれた文字を物語の展開に合わせて回収 使用し、いつの間にか紙屑の山が…。

    「韓国新人劇作家シリーズ」は、受賞作品が持つ「『社会を鋭く見つめる視点』を通して、観客とともに現代社会が抱える問題を共有し、日韓の演劇の未来を考える」ことらしいが、両作品とも劇中で自問 自答しており、観客の想像力に委ねることはしていない。また<社会を鋭く見つめる>というが、少なくとも BCは人の内面を浮き彫りにした人間ドラマように思える。そして無難にまとめ上げたといった印象だ。BCを続けて観ると、上演の順番<前後>に関係なく繋がりがあるような気がする。
    (上演時間2時間5分 舞台転換兼休憩15分)追記予定

    0

    2023/07/16 15:32

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大