ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演) 公演情報 劇団チョコレートケーキ「ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

     劇団が脚本演出等で参加した舞台版『アルキメデスの大戦』は
    東宝演劇だが、その東宝の映画撮影所は世田谷区成城にあり、
    円谷プロもかつて世田谷区砧にあって、また、今回の上演会場も
    世田谷区ということで、奇しくも?同じ世田谷区つながりになっているが、
    特撮絡みの作品は、畑澤聖悟さんが劇団民藝に書き下ろした
    『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』以来久々。

     現在隣の世田谷パブリックシアターで上演中の『音楽劇 ある馬の物語』
    と扱っているテーマに重なるところが少なからずあるが、作者の
    着眼点と切り口は独自でさすがなもの。また、『ドキュメンタリー』
    の時にも感じたが、演出者は小道具のさりげない使い方が上手く、
    受話器の取り方置き方一つでその時その時の人物の内面を繊細に
    観客に伝えるなど、上手と下手での電話機の使い方も効果的で好印象。
     ただ、題材が子供向け特撮番組ゆえムリスジなところがあるのも
    1990年頃の話の設定というのも十分わかるが、それでも、特撮ものを
    扱っているのに、怪獣が出ない、出せないや特撮ヒーローと怪獣との
    格闘シーンがない流れでというのは、公共放送ならともかく民放での
    放映を前提とすると無理のかかった劇構成の上、観ている方としても
    もどかしさあり。

     特撮をもう少しという向きには、参考文献の他に、手っ取り早く
    映像ドラマでというなら、年代などやや古いが、
    TBS『ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟』(実相寺昭雄 原作 佐々木守 作)
    NHK『私が愛したウルトラセブン』(市川森一 作)
    などもある。
     『私が愛したウルトラセブン』では、初回最終回などいくつかの回の
    シーンが一部ではあるが劇中で再現映像化されているだけでなく、
    上原正三さんの未映像化台本の「300年間の復讐」も一部だが映像化
    されていて、ドラマの流れの中で重要な役割を担っていた記憶あり。
     たいていの差別偏見に見受けられるが、差別を受ける側に差別を受ける
    何かがあるわけではなく、差別する側が時代時代で都合のよい理由を
    恣意的意図的に捏造して差別が行われる。昨年2022年は水平社宣言
    100年の年と共に住井すゑ生誕120年の年でもあり、また、確か毎年8月頃は
    「人権 同和問題啓発強調月間」ということで、各地の自治体で
    人権同和問題(部落差別)の正しい理解を促進するための啓発活動が
    いろいろ行われていたはず。

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    2023/07/02 18:46

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