実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/06/25 (日) 14:00
ベルイマンの作品を大竹しのぶ一人芝居で送る。大竹らしい舞台。67分。
白を基調とした舞台に、白い衣装で大竹が横たわる形でオープニング、43歳のマダムが語る現在と過去の回想、…、かと思うと、後半はピアニスト,娼婦,精神病者、と人格が変わる。ライティング等を変えてはいるが、一瞬で人格が変わるあたりは大竹の見事な部分で、少女から初老までの幅のある女性像を描く様も凄い。ただベルイマンなので(っていうのもどうかと思うが)、分かりやすい物語ではないし、正解があるわけでもなさそうな気がする。