PARTYせよ 公演情報 東京おいっす!「PARTYせよ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    単純明快で面白い
    腹を抱えて大爆笑なんてものはないものの、いい感じに笑えて楽しかった。
    基本、オフビートな感じも好きだ。
    (一部激高する人もいるにはいたが)
    肩が凝らずに、仕事終わりにとか、休日の午後なんかに、軽く観るのには悪くないと思う。
    何か刺激的なモノを求める向きには不向きかもしれないが。

    この劇団の持っている空気感のようなものが好きなのかもしれない。

    ネタバレBOX

    小学校の教師・小瀬とベリーダンスのインストラクター・美緒の夫婦が、新築の家のテラスでパーティを開こうとしている。
    今日は、花火大会があり、ベリーダンスの教え子のノゾミと、教師の後輩・鈴木を引き合わせようという意図もある。
    隣の家ではお通夜の真っ最中。
    小瀬夫婦が新居に初めて入居するときに、隣の人が玄関で倒れていたのを発見したのだが、そのまま帰らぬ人となってしまった。
    隣家とはその程度の付き合いである。

    実は、小瀬は今回パーティに呼んだノゾミと不倫関係にある。ノゾミは今回のパーティが自分と鈴木のお見合いのようなものであることは知らされておらず、それを知って激怒する。

    そんな中に、隣の喪主・三宅から頼まれて女性を預かることになる。その女性・裕子は、三宅の愛人であり、三宅の態度に怒っている。

    また、新居を点検という口実で、小瀬の妻・美緒の昔の同級生の設計士・伊吹が訪れる。実は、美緒は伊吹と1度だけ過ちを犯してしまっていた。
    さらに美緒は妊娠しており、子どもが夫の子なのか、伊吹の子なのかがわからない。

    そんな3組の不倫関係に、パーティの料理を無料で作るという怪しい男や、小瀬夫婦の知り合いで、新婚旅行から帰ってきたばかりの夫婦が絡んでくる。

    そんな物語。

    大笑いするわけではないが、オフビートな感じで、笑いをまぶしながら物語が進行
    していく。

    とにかく、男性登場人物のキャラクターが面白い。
    無理して変なことをしているのではないのだが、追い詰められたり、初めから空気が読めない男だったりと、その対処方法や表現がいいのだ。

    やや、変な人も出てくるのだが、いそうな人をちょっとデフォルメした程度(ちょっとでなくて、かなりかもしれないが)で、いそうな人とありそうな対応と態度というところがいい。
    それがベースにあるので、それはないだろうという状況も、受け入れやすいかもしれない(三宅の愛人・裕子の態度は常軌を逸しているが、怒りが頂点に達しているから、ともとれなくはなかったし)。

    結局、どの男もダメにヤツばかりで、それに付き合わされ、振り回される女性たちがかわいそうに思えてくる。
    たぶん、女性の視線から見ると、男たちのいい加減さは、激怒モノかもしれない。
    ただ、そうなることを知っていながら一緒にいてしまった女なのだ、ということもあるにはある。

    そういう意味では、愛人2人と、妻のとった選択は合点がいくのだが、残念ながら、また同じ轍を踏むように思えてならないのだ。

    唯一、問題のなさそうな新婚の2人も、勘違い男とそれに酔っている妻という構図は、他のカップルとそんなに違いはなく、新婚時期をすぎたらどうなることやら、という感じもする。

    今回の舞台では、不倫や愛人の話題をふられて、窮するということが笑いに結びついていたが、「ここにいてはまずい人」とか「顔を合わせてはいけない人」という設定も可能だったと思うので、そうした設定による緊迫感が出れば、さらに笑いも生まれ、言うことはなかったと思う。

    それにつけても、前回『シャッフル・ルーム』も不倫的な話だったが、今回もそんな話である。
    この劇団は、どこまで、不倫問題が好きなのか、なんて思ったりもする(笑)。

    単純に、困った状況に陥りやすく、それが笑いに結びつきやすいので、こうしたテーマ選んでいるのだと思うのだが・・・。ま、安直な感じもしないでもないが、それでもいいとしよう。
    ただし、次回も同じ、愛人&不倫話だった場合は・・・本当に不倫話が好きなんだなあ、思いつつも、アタマを1回ぐらいどついてもいいのではないかと思ったり(笑)。

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    2010/05/26 08:36

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  • きゃるさん

    いや、まったく問題ないですよ。返信していただかなくても。
    私は、ここを毎日見ているわけではないですし、サーバに問題があったのならば、私だって見られませんから。お気になさらずに。

    >好みなのでこれからも東京おいっす!は観て行きたいです。

    同感です。前回が面白かったので、私は2回目でした。次もたぶん見ます(たとえ不倫ネタであっても・笑)。

    2010/06/02 06:03

    アキラさま

    金曜日午後からBad Gatewayエラーメッセージが出てmyページにログインできず、お返事がかえせませんでした。すみません。このエラーは運営側のサーバーの問題で閲覧側は対処不能との事で待機を余儀なくさせられました。
    座長の奥原さんが、オチャラケず、真顔で笑わせてくれるのが伊東四郎さん的でいいですね。
    好みなのでこれからも東京おいっす!は観て行きたいです。けど、できれば不倫ネタでない芝居を希望します(今回でお腹いっぱい 笑)。

    2010/05/31 02:46

    きゃるさん

    コメントありがとうございます。
    きゃるさんもご覧になったのですね。そちらについては、きゃるさんのほうにコメントしました。

    >でも次回も不倫ものだったら、あまり観たいと思わないなー。

    私はそれでもたぶん見てしまうのではないかと思います(笑)。
    で、その次もまたまた不倫だったら、手に大きなハリセンを持って会場に乗り込んで、座長のアタマを、パーンといい音が出るぐらいにはたきます。
    で、また見ちゃうでしょうね。

    >不倫ものでいくつも違うパターン出せたらそれはそれで才能だけど。作者の不倫願望なのか、経験なのか、どっちでもないのか(笑)。

    どちらでもないでしょう。たぶん。
    単に、笑いのための装置としての意味しか持たないのではないかと思います。
    つまり、ちょっと安易なんで、アタマをどつきたくなるわけです(笑)。

    2010/05/28 05:06

    アキラさま

    >そういう意味では、愛人2人と、妻のとった選択は合点がいくのだが、残念ながら、また同じ轍を踏むように思えてならないのだ。

    そうかもしれません。

    >唯一、問題のなさそうな新婚の2人も、勘違い男とそれに酔っている妻という構図は、他のカップルとそんなに違いはなく、新婚時期をすぎたらどうなることやら、という感じもする。

    あ、さすが鋭い!


    >今回の舞台では、不倫や愛人の話題をふられて、窮するということが笑いに結びついていたが、「ここにいてはまずい人」とか「顔を合わせてはいけない人」という設定も可能だったと思うので、そうした設定による緊迫感が出れば、さらに笑いも生まれ、言うことはなかったと思う。

    まことに。さすがのご指摘。

    >それにつけても、前回『シャッフル・ルーム』も不倫的な話だったが、今回もそんな話である。
    この劇団は、どこまで、不倫問題が好きなのか、なんて思ったりもする(笑)。
    単純に、困った状況に陥りやすく、それが笑いに結びつきやすいので、こうしたテーマ選んでいるのだと思うのだが・・・。ま、安直な感じもしないでもないが、それでもいいとしよう。
    ただし、次回も同じ、愛人&不倫話だった場合は・・・本当に不倫話が好きなんだなあ、思いつつも、アタマを1回ぐらいどついてもいいのではないかと思ったり(笑)。

    わははは・・・ぜひ、どついてください!(笑)
    でも次回も不倫ものだったら、あまり観たいと思わないなー。不倫ものでいくつも違うパターン出せたらそれはそれで才能だけど。作者の不倫願望なのか、経験なのか、どっちでもないのか(笑)。

    2010/05/27 23:09

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