寸劇役者に花道を 公演情報 LIVES(ライヴズ)「寸劇役者に花道を」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    集大成なのか?
    [Dear My Hero][ROPPOHGI NIGHTS]と重なる部分はあるものの、全体的に楽しめた。LIVESの公演は殆ど観続けてきたものだから、過去に公演した作品を一部でも再演されると、ワタクシとしては興味が削がれてしまうのは否めない。石橋のかちゅぜつが問題。会場は大入り満員でパイプ椅子が出るほどでした。

    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    「不知火」
    映画「メモリー~失いたくない記憶~」の長澤まさみの恋人役オーディション会場にやってきたおっさん!履歴書もイケメンの写真も偽っての面接だった。面接官ははなから「こいつはダメだ」と思ってそれを言葉にしているのに、食い下がる己を知らぬおっさん。


    「ファイナルラウンド」
    Dear My Heroと殆ど似ている。引退試合をする弱そうなアマゾン長崎選手の為に、アマゾンが好きだというみさちゃんを会場に招待したが、当のみさちゃんが来られなくなってしまった。会長は、アマゾンのファイトを気落ちさせない為にそのことをひた隠しに隠して嘘で塗り固めるも、結果ばれてしまう。今度はアマゾンにガウンをプレゼントしたものの、バックのロゴが「長崎チャンピオン」ではなく「長崎CHANPON」と美味しい名前にミスってあった。もう最後には戦う気力を失くしたアマゾン長崎を担いで会場入りさせるというブラックコメディ。


    「宴」
    今日で閉店するというナイトクラブのホステスらの生き様を描いた作品。ここでのウエイターが小澤真悟。頭のてっぺんを剃りあげての意気込み。笑
    その剃り方がサゴジョウのごとく縦剃りなもんだから、気合は入ってるものの、哀れというよりおっさん化現象!笑


    「エンジェルデビル」
    閣下のような悪魔のなりしたトウのたったロッカーが引退を決意するも、賑やかな女子ファンにもてはやされて己の実力を忘れて引退を取りやめる。しかし、一人のロッカーの恋人の両親が公演を観に来たから、さあ大変。そこから始まるどたばた騒ぎ。夢と現実の葛藤。笑


    「寸劇役者に花道を」
    前回の「寸劇役者に花道を」のガン病棟での再演。これは何度観ても涙が流れるが相変わらず、山田のクソ爺ぶりがドウに入ってる。山田ほどに爺役をやらせたら右にでるものは居ないと思う。



    下北沢でたまに会う山田は腰の低い好人物だ。大浜も素で見るとひじょうにカッコイイ。しかし、彼らは舞台に上がると汚い爺に変身しちゃタリ、イカレタおっさんに変身しちゃうのだから、役者というのはつくづく面白いと思う。役者の醍醐味はこうして様々な人物に化けられるということだと思う。きっと普通の人の何倍も苦労はあるのだろうけれど、何倍も楽しんでるんだろうなー。とも思う。
    全体的に前作の「寸劇役者に花道を」よりは笑いは少ない。前作があまりにも最高傑作過ぎたのだ。

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    2010/05/22 11:42

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