満足度★★★★★
今更すみません。でもすばらしかった。若さを失った娼婦が月蝕の夜に見た儚い夢を描いた作品。8人の俳優陣が白シャツ、黒ボトムスで現れて椅子に座る。抑制された"身体"をちゃんと認識していることが見て取れる。やはり、身体を操ることに長けている演出家は、そのあたりに敏感なのだ。リーディングの"制約"を正しく意識して魅力に転化できていたし、これは普通のストレートプレイとして上演するより絶対良かったと思う。朗読の中から、月光と水底と人魚のモチーフがゆらゆら見えてすごくロマンティック、かつ、しめつけられるほどせつなかった。
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2010/05/13 22:28
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