満足度★★★★
ズルさ満載!(笑)
卒業から12年が経ち全員が30歳を迎える年、かつてのクラス委員の呼びかけにより、同級生の1人が雇われ店長をしているイタリアンレストラン「ボンゴレロッソ」で同窓会が開かれるが、憧れの存在であった先生が入院していると知った面々は…な物語。
出オチ的なキャラ作りすぎの登場人物たちに大笑い、な登場シーンに続く本編は「ありがちな同窓会系」と劇中で宣言しながらも、死神(!)がストーリーテラーを務め、しかも具体的に「この人物は2週間後に命を落とします」と予告することで「どういう方向に展開するんだ?」と思わせて、これがまずズルい。
で、いろいろあって、結局予告した人物は命を落とさないというのがまたズルい。
しかし考えてみると作・演出の金沢知樹作品は少なくとも今までσ(^-^) の観た範囲内ではビターエンドはなかったワケで、そういうオチなのも当然と言えば当然か?
…なんて書きつつ気付いたのだが、「もしかして初のビターエンドを観ることができるのか?」という無意識的な期待があったかもしれず、だとすればそこもズルい…(笑)
そういえば「ビターなの?」と思わせて実は…というパターンもいくつかあったのでまたしても同じ手口にダマされたのか?(爆)
さらに、クライマックスで出演者15人(すべて女優だヽ(^o^)丿)の大半にあんなカッコとそんなカッコをさせるに至ってはもはやズルいを通り越して反則あるいは禁じ手級?(笑)
が、そのクライマックスでの生のバンド演奏は見事。
その前の練習中の(グダグダの(笑))音は録音音源で「生じゃないのか」と思わせて、か~ら~の、なのでより引き立つ、みたいな。
あ、じゃあこれもズルいじゃん!(笑)