鹿鳴館 公演情報 日本大学芸術学部演劇学科 令和4年度劇場実習「鹿鳴館」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/18 (土) 14:00

    日芸の演劇学科による実習公演。三島由紀夫の戯曲を全幕。
    北棟の中ホールは凄い劇場。舞台の奥行きが広くて客席からも観やすい。
    しかもこの席、手前からテーブルを出す事も出来る贅沢さ。
    舞台美術、照明、音響、衣装も学生演劇とは思えないクオリティ。
    芝居と言うよりオペラを見ている様な気分になりました。

    鹿鳴館の中で行われる夜会で繰り広げられる政治と愛。
    愛憎と陰謀が錯綜する男女の物語では、これぞ「俳優芸術」と言わんばかりの
    長ゼリが、演劇学科の学生にとって大変に難しい課題となったのではないだろうか。
    演劇を学問として修めるに相応しい作品だなと伝わってきた。

    ネタバレBOX

    舞台演出…緞帳・袖幕を使わずオンとオフを使い分ける魅せ方。学びになった。
    開演時の役者の第一声は、もっと声が飛ぶと良かった。始まりを認識させる意味で重要と感じる。
    閉幕時の伯爵と朝子。舞台装置が飛ばされ、最後は中央スポットと踊る2人だけが残るシーンは
    ラストに相応しい高揚感を感じたものの、音響が消えてから下手に捌けるのは違和感があった。
    音響の小節終わりと共に、二人が舞台中央に残りつつ…暗転または、その後キャストが上下に寄る方が個人的には綺麗な終わり方かなと感じた。

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    2023/03/19 00:58

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