実演鑑賞
満足度★★★
メリー・ホプキンの「悲しき天使」。
荒野を彷徨う亡霊の乞食、彼等が乞うのは“肉体”だった。
永遠の宝塚スター、春日野八千代の経営する喫茶店『肉体』をヅカガールに憧れる少女・緑丘貝と老婆は訪ねる。そこは防空壕を改造した地下の城。
店にはボーイ主任の丸山厚人(あつんど)氏と奴隷のような二人のボーイ。
腹話術師役、中川晴樹氏と腹話術人形役、夕沈(ゆうちん)さんの絡みが最高。中川晴樹氏は“クレイジー・モンキー”葛西純みたいで印象的。
水飲み男役、田村泰二郎(たいじろう)氏74歳!由利徹や小松政夫みたい。昭和のコメディアンの持つ静かな狂気。
甘粕大尉役、大久保鷹氏79歳!格好良いな。ちなみに皆大好きな甘粕正彦は54歳で自害している。