実演鑑賞
満足度★★★★
同日午後に観た別の芝居が「鬼気迫る」人間ドラマを狙ったものだったので、リアリティの圧倒的なギャップに愕然とする。こちらは実話(現在進行形)を元に構成された、「刑務所」の話。パレスチナ自体が「刑務所」と言える実態に、改めてこの事実の性格(無関心でいる事は重罪であること)を突きつけられる。演劇としての面白さと、感動がありつつも、見せられているのは現在進行形の現実、という得難い感覚は、しかし演劇の本質に触れてもいるのかも。「今ここ」を離れた演劇ほど感動のないものはないのだから。
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2023/03/12 02:09
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