ブラッド・ブラザーズ 公演情報 東宝「ブラッド・ブラザーズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    拍手は嘘をつかない!!!
    本当に、素晴らしい舞台でした。
    皆さん、本気で拍手し続け、普通なら、それで終わりだった筈のカーテンコールが、何度もありました。
    昨年、クリエで観た時は、演出も何だか腑に落ちませんでしたし、舞台を台無しにするキャストがいたため、愕然とする出来栄えでしたが、今回は、その2人のキャストが変わって、安崎さんと杜けあきさんになったので、本当に見違えるような素晴らしい作品に生まれ変わっていました。
    今日が初日で、これから、日本全国の公演後、東京に戻るような雰囲気でしたから、是非是非、多くの演劇ファンの方にご覧頂きたい公演です。
    田代、藤岡コンビは未見ですが、武田、岡田コンビの演技が賛辞の言葉が足りないくらい素晴らしいので、私としては、このお2人の方をおススメします。

    楽曲も、ストーリーも、舞台セットも、とにかく、申し分のないミュージカルです。
    最終的には悲劇ですが、本当に、人間が良く描かれているし、役者さんの演技が秀逸で、幼い頃のシーンは、笑いの絶えない作品です。
    鈴木亜美さんも、キュートで素敵でした。

    ネタバレBOX

    東京キッドブラザーズの公演は観ていないものの、ジャニーズと歌穂さんの公演と、昨年のクリエで、今まで、4回程、観ています。
    ストーリーの結末を知っているので、最初から、笑いつつ、泣いてしまうの連続でした。
    30代の武田さんと、40代の岡田さんが、登場すると、どうしても、7歳のやんちゃな男の子にしか見えず、二人の、微笑ましいまでの、やり取りが、愛おしく、切なく、ずっと1幕を観ていたい思いでした。
    2幕では、14歳から、成人する頃まで、お2人と亜美さんが、舞台の上で、無理なく成長して行く様を体現され、本当に、その演技の素晴らしさに、何度も胸が熱くなりました。
    2人の兄サミー役の、伊藤明賢さんもいいし、杜けあきさんの、ライオンズ夫人が、これまた秀逸。
    ナレーター役は、私の観た中では、一番適役の安崎さんで、安心して観られましたし、金さんのミセス・ジョンストンも、若いTSUKASAさんより、母親の哀切さと、肝っ玉の太さが混在する難役を演じきれていた気がします。
    クリエでは、ラストシーンがあまりにもわざとらしくて、白けましたが、今回は、それ程の違和感がなく、感動的でした。
    クリエの時より、楽曲が減ったり、展開もスピーデイになったようで、作品の緩急の度合いも、見事な配列でした。

    今まで、あまり好きでなかった、演出のグレン・ウォルフォードさん、ちょっと見直しました。

    本当に、可能な限り、たくさんの方の目に触れてほしい舞台です。    

    0

    2010/04/17 21:22

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大