八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン 公演情報 柿喰う客「八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    媒介としての身体
    新作と再演の短編連続上演。
    すがすがしさと毒々しさが、もっともピュアな状態で混在していた。
    身体性を操ることにかけては、やはり随一の劇団です。
    玉置さんや村上さんや七味さんの、媒介としての身体があってこそ、中屋敷さんの世界はわたしたちの眼前に具現化するのだと実感。

    ネタバレBOX

    素舞台で、照明と役者の身体だけを使った真っ向勝負。
    とめ!はね!はらい!と斬りこむ、書道のような、潔い演目でした。

    柿喰う客は毎回アフタートークが楽しみ。
    演劇を『見世物』として研ぎ澄ます、修羅道をひた走るような中屋敷さんの話に聞き入ってしまう。
    七味さんとのファーストコンタクトの話も印象的。
    あと、海外での柿喰う客の評価ポイントの話も。
    注目されがちなデフォルメされた派手な動きは半ばどうでもよく、台詞と身体を止めて抜く、その瞬間にこそ命をかける柿喰う客の御芝居、しかと堪能いたしました。

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    2010/04/16 23:26

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