フジヤマタイガーブリーカー 公演情報 MCR「フジヤマタイガーブリーカー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」
    初見でした。良い意味で童貞臭がする。「良い意味で」を付けたら何でも許される訳じゃないけど。中学生男子が考えそうなくだらなさと無責任さとバカバカしさ。あぁ、くだらなさとバカバカしさは一緒か。アグレッシブなあひるなんちゃらみたい。あひるなんちゃらがアグレッシブになったらそれはあひるなんちゃらじゃないんだけども。
    役者は曲者揃い。あ、字が違った。癖だ。癖者。人によって好き嫌いが分かれそう。彼らが磨くべきは精密さや丁寧さではなく勢いだと思う。思いっ切りやって有無を言わさぬパワーがあれば癖も武器になる。とはいえ、台詞が聞こえにくくなるだけの滑舌は流石にもうちょっとどうにか…。今日は噛んだのをアドリブでネタにして笑いを取っていたけど、個人的にはそういうのが好きではなく。稽古場での鍛錬の延長にないものを舞台上でされても。
    チェックしたくなった役者は石澤美和さん。あのキャラを遣り切るからには普段きっと良い人なんだろうという勝手な読みと、今後の予定が多数ある中にタカハ劇団とあひるなんちゃらがあったから。

    ネタバレBOX

    なんでこのタイトルなんだろう?面白かったら別に意味がなくても気にならないんですが、今回はあちこち突っつきたくなってしまったのでタイトルにもそれが及びます。
    盛り上がりであろう股間の弄り場面で完全に取り残された。意味が分からなかった。全く分からなかったのではなく、どれなのか分からなくて。「共有する気のなかった二人が共有したのに、共有したい二人は共有出来なかった」「男女の感じ方や考え方の違い」「実はミキはセックステクニックが下手だった」。どれにも取れるし決め手がなくて。面白くなる要素はたくさん散りばめてあって、ただ本当に散り散りになっちゃってるのが勿体無い。あの二人は感覚を共有する前から男らしさと女らしさが逆転してて…とか、何か繋がりそうな気がしてたら結局は何もなかった。
    台詞が自然な言葉選びでない事もあって舞台上での対話が成立していない部分が多々。紡いでいくというよりは一発一発を重ねて作られたものという印象。緊張感ではなく瞬間の集中力。所謂コント向きな人々のイメージ。

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    2010/03/20 02:08

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