マヌエラ 公演情報 パルコ・プロデュース「マヌエラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ダンスがいい。5人のダンサーは踊るだけでなく、コロスのように舞台上で、人々の愛と悲しみ、夢と挫折を見つめている。珠城りょうのダンスは、パックンに「踊るな!」と止められて、再びしっとりと感情をこめて踊りなおす場面が一番良かった。ただ、ストーリーや人物像は意外性に欠ける。パックン演じるユダヤ人振付師パストラが同性愛者なのが、わずかにある変化球。生のピアノ演奏が、舞台と音楽が一体になってよかった。2時間30分

    ネタバレBOX

    パストラが愛したチェン(宮崎秋人)は共産党の刺客で、国民党によって処刑される。マヌエラの妹分のリューバ(齋藤かなこ)は陸軍諜報部員の村岡部長(実はマフィアと結ぶ悪人=宮川浩)に殺され、恋人で、暗黒街のボスの用心棒のボリス(松谷嵐)も敵をとろうとして逆に殺される。頭に血の上った和田海軍中尉(渡辺大)が村岡部長を射殺する。多くの血が流された後、それでも人は「ダンス、ダンス、ダンス」。現実を逃れ、悲しみを忘れるためのように、踊り続ける…。

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    2023/01/19 02:02

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