Micro To Macro テル子さんの歌声が響いた瞬間に…心が震えた。舞台の上に楽器はギター一本、俳優たったふたり。研ぎ澄まされたふたり。描かれる巡り巡る時の流れ、命の巡りに、心を攫われてえも言われぬぬくもりに包まれる。老いる母、元気な姿が記憶に鮮やかに残っているからこそ、辛い。その辛さはいずれ訪れるその日への恐れとともに、年々心に迫る自分にとっては刺さってたまらない。逃れることなどできないのだけれど。母を想う心、子を想う心、観る人の置かれる現況毎に残る部分は違うであろう作品でした。優しさと感動に包まれる作品…ながらも、笑いのエッジも利いてて。テル子さんのチャリ停車の仕方、波瀾万丈からの森羅万象などなど、ちょいちょいツボにクリティカルヒットされました(笑)30分間、とても良い旅路をさせて頂きました!