実演鑑賞
満足度★★★★★
新宿歌舞伎町の真ん中に何年間もあり続ける大きなフリースペース
トー横キッズと呼ばれる居場所の無い未成年達がそこを溜まり場として情報発信したり、独自の秩序を生み出したりと、それなりの成熟ができたのはこの街 歌舞伎町が彼女等を許したからではないかと
許す には「迎え入れる」というニュアンスもあるのだけれど、この街が若くて美しい彼女等をただ優しく包み込んでくれるはずも無く・・・
そんな底知れない街 歌舞伎町を鹿殺し流に
トー横キッズ(ネオンキッズ)という社会“生きる姿”が見事にミュージカル化されていました
明と暗、メンヘラとも言われる彼女等独特の個性が炸裂
中にはビスクドールみたいにツルンと綺麗で力を入れるとポキッと折れちゃいそうな子も
そんな女子を追っかけてくる男子、裏界隈から難癖つけてくる元風俗嬢、腹にひびく生音ドラムまで加わってめっちゃロックなミュージカル作品でした