ピローマン 公演情報 劇団ロズノワール「ピローマン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    内容とチラシ合ってますねぇ
    取り調べ室内だけの物語りながら、サイコでサスペンスしていましたね。
    結構普通の人のように見える主人公を取り巻く、
    なかなか個性豊かな兄や警官たち。
    物語は予定調和的に、主人公をある行動へと導いていき。
    その行動による結果、ある結末が主人公に訪れる。
    人間の嫌なところが、よく表現できていた芝居といえました。


    ネタバレBOX

    長い芝居でした、途中10分間の休憩が入りまして。その時に、
    カトゥリアンの書いた話を一つ、冊子にまとめて配り読ませてくれました。

    取調べは、カトゥリアンの書いた童話通りに、子供たちが誘拐・殺害された
    件についての尋問でした。隣室では兄ミハイルも、取調べという名の拷問を受け。自白をさせられているようで、兄の悲鳴が聞こえてきます。
    結局カトゥリアンは自らの書いた童話と兄を守るために、してもいない子供の殺害を供述します。その後兄と同室になり、自分の童話が大好きだったという兄が、童話通りに子供たちを殺した自白を聞き。兄を枕で窒息死させます。
    そして全ての事件の犯人となる自白供述書を書き、事件のファイルとして自分の童話も50年間警察で保存され、作品を世に残す選択をしますが。
    後半、供述書を書いている最中に。兄が知恵遅れになったのは、7年にも及ぶ両親の虐待の結果だった事。虐待によるミハイルの悲鳴が自分の作品の基盤だった事、虐待した両親を枕で窒息死させ埋めた事。などが判ります。また誘拐された子供は、全て殺されたわけではなく。童話通りに生きていた子供も発見され、カトゥリアンの作品を後世に残すための供述が嘘だとバレます。だが、両親と兄の殺害により、警官に事件の犯人としての幕引きと、処刑の口実を与え、結局撃ち殺されるのですが。頭巾を被ったら10秒後に撃つという約束を守らず殺した事により、その場にいた部下の警官は、上司の命に逆らい。事件のファイルと共に童話も残しました。
    時は遡り、兄ミハイルが虐待を受け始める前の晩、ミハイルのところにピローマンが訪れます。これから君は長い間酷い目にあう。だからそれから逃れるために死なないか?と。ミハイルは答えます、ボクの悲鳴によりカトゥリアンが物語を書くんだよね、僕は弟の話が大好きだから死なないよと。

    取調べする二人の警官の個性や行動、だんだんと状況を理解して、自分の作品が後世に残る事を選ぶ主人公。弟の話が大好きで、その話通りに子供たちを殺してしまったミハイル。虐待を続けた両親。なかなかダークな話でした。主人公の行動を良しとはしませんが、状況が結果を導くんだよなぁ。などと考えさせられる芝居でした。

    飴好きの警官の、飴噛み砕く音と。老後の話が結構受けました。



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    2010/02/19 06:47

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