戦争で死ねなかったお父さんのために 公演情報 一般社団法人深海洋燈「戦争で死ねなかったお父さんのために」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    戦後30年、戦争に行けなかった父親(いわいのふ鍵)に、突然赤紙が届く。そこから始まる、歌とお色気たっぷりのノンストップショウ。地下の狭い劇場を歌ったりすごんだり。つかこうへい美学の「男のロマン」的長セリフが彩る。

    戦争にいけなくて差別されいじめられた悔しさを土台に、戦地でのアバンチュールの妄想や、軍隊ごっこ、出征ごっこがナンセンスの限りに繰り広げられる。女優陣の早替わりに次ぐ早替わりのパフォーマンスが見事。腰巻き姿の現地女、曲線の見事なレオタード姿、中国服の香港、満州の馬賊等々。少尉の警察官(荻野貴継)のキリッとした将校然とした姿も良かった。

    ネタバレBOX

    ラスト、舞台背後の日の丸の旗が落ちると、後から荻野の操る戦闘機が登場する。骨組だけとはいえ、プロペラも回って、見事な出来だった。

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    2022/12/02 21:20

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