第45回関東高等学校演劇研究大会 公演情報 関東高等学校演劇協議会「第45回関東高等学校演劇研究大会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    村田女子高等学校「 とぅらとぅらとぅらとぅらとぅらとぅららー♪」
    この作品は演劇部のみんなでエチュードを土台に作ったもの。でもって芝居のテーマはバカテンポ!テンションとパワーのある舞台でした。

    優秀校入賞、第56回全国高等学校演劇研究大会に推薦される。


    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX


    今がテーマ。つまり彼女らが部活を通じてどんな話題やどんな関係やどんな交友関係を構築しているか、殆どが部活での様子を描いたものだったがこれがすんごく楽しくてフレッシュ!いっぱい笑って元気を貰った作品。

    演劇部では大会に向けてみんなでアイデアを出しているが、中々、良いネタが集まらない。ネタ作りの話をしているのに恐い話になっちゃったり好みの彼の話題になっちゃったりと、ものすごく話がそれてしまう。それてしまう話にみんなも乗っちゃってハイテンポでその話題にノリノリになってしまう。どこの高校生も似たようなものなのだろうけれど、ここでのそれた話題の会話が実にバカバカしくて楽しいのだ。ホント、バカテンポ!笑
    そんなだから、笑う、笑う、笑っちゃう!(^0^)

    台本が決まってない時間はワーワーと騒いで楽しもう!なんて暗黙の決まりがあるのか、これなら部活が楽しくて仕方がないだろうなー、なんて羨ましく思う。それでも受験とか就職とか目の前には馬が喜ぶ人参ではない大きな壁が立ち塞がってて、これらを乗り越えなければならない。人生には乗り越えなくちゃならない城壁がいくつもあるんだよねー。

    そんなこともあってか、それぞれの部員たちは練習をサボって塾に行ったり自宅学習を選択したり、友人らと買い物に行っちゃったりと部室に集まる人数が少なくなっていく。そんな中、部長と後輩が部員たちに呼びかけるも、中々まとまらない。出席人数が減ってしまうと、じゃあ、みんなが来ないんだったら帰るね。なんて部員も出てくる。演劇って一人では出来ないのだ。ここでの演技も自然だ。

    それでも彼女らはどうにか人間関係を上手くこなしながらも部活に注ぐ情熱をサラッと淡々と表現していく。そうして最後には7人の部員たちがまあるく時計回りに駆け回ってハイテンションに幕を閉じる。イマドキの高校生でイマドキの部活のありかたなのか、部活に参加するもしないも案外、自由だ。ゆえに今の高校生活をそのまんま上演したように見てとれる。だからか、私たち観客にも審査員の目にも現実的で楽しげで、それでいて将来に不安を抱える心や演劇に対する情熱が、すんなりと伝わってくる。素直で素敵な芝居だったと思う。高校生ならではの高校生しか作れない高校生活のこういった作品を観ることは大人になった私たちにはかけがえのない価値があるのだ。

    この後、たまたま村田女子演劇部員と席が隣り合わせになり、話しかけてもらった。そして色々話したが、ここの生徒はどうやら大人が好きらしい。まったく物怖じしないでよく話す。ワタクシは村田女子高自体を存じ上げなかったが、きっと偏差値は高いのだろうなと彼女らをみて、そう感じる。で、自分たちの芝居が終わっても他校の芝居と比較しながらも審査結果が気になるらしい。ワタクシは「大丈夫だよ優秀校に選ばれるから。」と言ってるのに、その後の他校の芝居を見れば見るほど、不安になったらしく、こういった心情も高校野球児のソレと似ている。彼女らの今はこれらを含めて輝いているのだ。
    次も頑張ってほしいと切実に思う。

    0

    2010/01/18 15:33

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大