満足度★★
腹筋再会+劇場+王道ラブストーリー
総合的に私の好みど真ん中まであと数歩
思い描いていた内容と全然違って驚きました
そして正直なところキャストさんの個々の力が
思っていたより安定していなかったように感じてしまい残念
特に笑いをきちんととっていたのは腹筋善之助だけだった気がする
●腹筋再会
高校の演劇部で劇に対してネガティブな印象ばかり育っていた頃
たったひとすじの光が惑星ピスタチオでした
スタッフワークの面白さに気づいたのも
部活で上演した『レコンキスタ』だったし
(当時は音響…といってもただ選曲して叩くダケの)
腹筋さんに舞台上で再会してやはり
あの頃のあの輝きはもう二度と現れないんだ
というピスタチオファン共通の失望感は増したけど
それでも本当に懐かしかった
あれからここまで来たよって高校生の自分に教えてあげたい
(別に大したとこまで来てないがもはや別人のようだから)
●劇場
いつものBIGが大劇場に思えました
良い意味でもそうでない意味でも
新橋演舞場とかでやったら丁度いいくらいの照明だった気がするし
そもそも演出自体もそう作っているのかしら
BIGは結構客席と舞台が近いから
より効果的な時ともったいない時があった
大阪のHEP HALLってどのくらいの大きさなんだろうか
●王道ラブストーリー
いや~女がのしあがっていくキツイ話かと思ってました
そしたら甘めの王道ラブストーリーだった
「ベッタベタじゃん」とか思いながら実際
ちょっとジーンとしたりして何か悔しかった
でも楊貴妃の「心を閉ざしているから嘘のやさしさに満ちているのよ」(細部うろ覚え)
という台詞にハッとした
「優れた作家は異性の描写に長けている」ルールがここに超適用された
そうそう
そうなんだよね