シャドーランズ 公演情報 加藤健一事務所「シャドーランズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    静かな純愛物語。「この世は影にすぎない」宗教だけでなく様々な偏見も描かれる。
    本年初観劇は、これ!
    『永遠の愛に生きて』という邦題の映画にもなった、
    「ナルニア国物語」の作者C・S・ルイスの最初で最後の恋の物語。
    中年の純粋な恋愛物語に泣きましたが、そのベースには、
    C・S・ルイスとイギリス国民の宗教観が大きく横たわっています。
    それだけではなく、 離婚歴があるユダヤ系アメリカ人であるジョイや、
    女性の自立に配する偏見も描かれていて、深い。

    加藤さん、春風さんも自然で良かったのですが、
    他には、特に本当に穏やかで静かな斎藤晴彦さん、
    偏屈さがよく出ていた新井康弘さん、そして
    意外と重要な役回りの少年役の石田麻織恵さんが印象的でした。

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    2010/01/12 00:44

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