『カガクするココロ』『北限の猿』 公演情報 青年団「『カガクするココロ』『北限の猿』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「北限の猿」-役に違和感も
    「カガクするココロ」の次に「北限の猿」を観ました。
    「カガクするココロ」と同じ役名が出てくる。
    基本的には同じ人物だが、厳密な推移ではなく
    人格的な連続性がほとんどないという設定。
    2つの作品それぞれに作者が描きたかったことがあり、
    あえて同一俳優を当てなかったようだ。
    いちおうその意図は理解して観たが、1作だけ観る分
    にはまったく影響なくても、続けて観た場合、
    同じ俳優が出ていることもあって、少し違和感がありました。
    特に個性的な俳優の場合は、やはり気になるものです。

    ネタバレBOX

    配役で気になったのは、「カガクするココロ」で源、本作で
    木元敏子を演じる工藤倫子。長身で目立つ上、まったく違う印象
    の役作りではないため、続けて観ると同一人物に見えてしまう。
    違う人物にする必然性をあまり感じなかった。だからといって、
    「カガク」の木元とは関連性を感じない。
    「カガクするココロ」でセールスマン高木を好演した二反田幸平は
    印象が強烈なので、同じ役で出ても良かった気がする。
    小島を演じた河村竜也がこちらでは久保役。だが、こちらも女性を
    妊娠させてしまう役なので、これはこれで面白かったが。
    小林亮子が2作とも妹役だったり。
    「研究室の中に進化したサルがいる」という噂をもとに、それはだれか
    とホワイトボードにノミネートで書いていく場面が可笑しかった。
    研究員ではない高木(安倍健太郎)にどんどん正の字が増やされていき、
    部屋を出るときに高木が黙って消していくところなど。
    事務員の平山(山本裕子)が印象に残った。
    「ブリキの自発団」にいた若いころの片桐はいりがこういう役どころを演じて
    巧かったのを思わせる。何となくよくわからない女性(笑)。
    妊娠している吉川(中村真生)が椅子を飛び移ろうとするところはハラハラ
    したが、そこへ清水(佐山和泉)が入ってくる。
    このとき、2人がとる胸を叩く動きはゴリラが互いに「仲間だ」ということを
    示す行為と同じボディランゲージである。ゴリラは示威行動の場合も胸を叩く。その場合、先に胸を叩くほうが「先輩」(自分のほうが上)であることを主張するそうだ。
    そういう前提で観るとコミュニケーションとして興味深い場面である。
    「カガク」より研究員一人一人の人物描写は薄い気がした。
    終わり方も物足りない。
    訳知り顔でサルたちの行動を分析している人間たちが、実は自分たちのことはあまりわかっていない。科学が進歩したとしても、人間の営みはそう変わらず、愚かな過ちも犯しているというメッセージは2作ともに伝わってきたが。


    2

    2010/01/04 14:30

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  • アキラさま

    >そうそう、そうでした!・笑
    そのへんはわざとそうしたんでしょうね。

    そうですね。そういう行動が同じで、別の人物を同じ俳優が演じる面白さですね。
    若いときに先輩の行動を見ているはずなのに、同じ過ちをくりかえしてしまうという。頭ではわかっていても、恋愛はそううまくはいかないものなんでしょうけど。しかし、妊娠させるというのは無責任ですね。

    2010/01/14 09:19

    きゃるさん

    お書きになっているように、強烈なキャラがあった方は、その印象に引っ張られますよね。

    >小島を演じた河村竜也がこちらでは久保役。だが、こちらも女性を
    妊娠させてしまう役なので

    そうそう、そうでした!・笑
    そのへんはわざとそうしたんでしょうね。

    2010/01/14 08:06

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