さいれんないと 公演情報 PekopoN企画「さいれんないと」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    沁みたなぁああ。
    特別派手な公演でもない。クリスマスばりばりの豪華な飾りも無い。だけれどここには確かな手作りのほんの心遣いがあって・・・、それが妙に感動。今年は22日から体調を崩して寝込んだという理由で、今日がワタクシにとってのクリスマスっぽい初日だった。だから・・・余計に沁みた。
    スタッフの対応も満点でした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    加奈は本日、イブの日に引越しをする。半年前まで恋人と暮らしていた部屋だった。加奈は今でも恋人が好きだったが、恋人の夢を叶える為に別れることになる。そこへ二人の男女が不動産屋の案内で部屋を見に来る。男は女にパラサイトしながら生きてるような輩。女はそんなホストのような男の正体を知ってはいるが見ないふりをしている。愛してるが故の弱点だ。そこに引越屋が面白く絡みながら、物語は2組の男女の行方を表現する。

    加奈たち恋人同士は相手を思いやりながらも別々の道を行く。一方ホストらは、女の目が覚めてホストが振られるという設定。

    引越屋の仕草やセリフが絶妙な笑いを誘い、すんごく楽しめる。女二人は妙に気が合って、最終的に二人だけのクリスマスをやろう!と乾杯する。

    物語は男女の心の機微に触れながら私たちを温かい心持にさせる。なんだか、家族的な思いやりのある芝居だった。ド派手なクリスマスも楽しいかも知れないが、ささやかな、こんなクリスマスの催しがジーーン!と心に響いた芝居だった。
    ああ、なんだかとっても幸せだったなぁ・・。

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    2009/12/26 21:24

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