実演鑑賞
満足度★★★★
上演前に主宰・黒柳安弘氏が、町野直子さんが諸事情により出演を見合わせる旨、お詫びと説明があった。彼女の役柄が分からないが、公演もラストが今一つ解らなかった。
物語は、一見 安部公房氏の小説「闖入者」それを基にした戯曲「友達」を連想したが、次第に明らかになる出来事によって今話題になっていることへ…。家に見知らぬ人々が押しかけ、いつの間にか部屋を占拠していく。家人とその人々の ちぐはぐな会話を通して不気味な空気が漂い始めるが…。表層的にはコメディ風に描かれているが、その背景には寛容と不寛容、もしくは自由と不自由といった問題が横たわっているようだ。
(上演時間1時間30分 途中休憩なし)