BOOKEND 公演情報 INUTOKUSHI「BOOKEND」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    笑いの間口の広さ
    物語がしっかりあって
    曲がりなりにもその中に
    笑いがおりこまれていて・・・

    好き嫌いはあるのかもしれませんが、
    さまざまなバリエーションの生きた笑いが
    生まれていました。

    作り手の志が感じられる舞台でもありました。





    ネタバレBOX

    主人公の生い立ちからはじまって
    笑いを離れまた取り戻すまでの話。
    そこに天上の世界の神様の確執の話が重なって
    物語が流れていきます。

    物語のテーマが笑いに絡んでいるので
    細かく丁寧にストーリーをくみ上げようとすると
    よりたくさんの笑いが必要になる。

    そのために、さまざまなタイプの笑いが
    舞台に編み込まれていきます。

    その間口が広いのですよ。
    単純にナンセンスなものから
    物語としてのコミカルさまで・・・。

    下ネタも盛りだくさん・・・。
    その下ネタにもバリエーションがあって
    単純に尻を見せるお子様向け(?)のものから、
    観客ではなくむしろ女優にいけないものを見せて
    そのどんびきさを供するものまで・・・。
    高度な大人の下ネタもたくさんあって・・・。

    しかも、ギャグによっては
    吉本も真っ青になるほどの切れがある・・。
    おっぱいとティッシュで作る笑いなど
    がきデカのような突っ込みの鋭さとスピード感があって・・・。

    観る側は笑いながらもとにかく物語を追うことに飽きない・・・。
    笑いが物語の表現手段という枠に
    ちゃんと収められているのです。

    こういう感じ、私は大好きです。
    きっとこの劇団は同じ力量で
    いろんなものを見せてくれる気がするのです。

    今回の充実に加えて
    期待もいっぱいに感じさせてくれる作品でありました。










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    2009/11/30 23:30

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