満足度★★★★
占いの「おもて」と「うら」
当劇団、2作目の観劇。
前作「箱を持っている」と比べ、かなりライトに仕上げられた喜劇。
よく当たると評判の占い師が何人も滞在しており、評判のホテルで、繰り広げられる、占いの「おもて」と「うら」。
『果たして占いは「いんちき」なのか?』を、占い師とお客の攻防を通じて面白おかしく描いていく。
前作は色々なことを考えさせるものであったが、本作は前作ほどのメッセージ性を有しておらず、気軽に見るのにはちょうど良い。
ばっちり組まれたホテルのセットが物語は進むにしたがって、だんだんと解体される様は、「うら」を見せる演出の一環なのだろうか?
次回は是非また、前作のようなメッセージ性の強い作品を見てみたい。