アジア舞台芸術祭2009東京【国際共同制作】 公演情報 APAF-アジア舞台芸術人材育成部門「アジア舞台芸術祭2009東京【国際共同制作】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 【《ハノイ》タンロン水上人形劇団】伝統芸能プラス
    予約なしの当日券で観劇。
    地下1階の広場に亀の形をした池が作られており、そこが舞台。
    観客は立ってそれを取り囲むようにして観劇する。
    いわゆる古典的な伝統芸能の上演かと思っていたら、少々違っていた。

    ネタバレBOX

    水上人形劇は、水の上を舞台として、池の後ろにすだれを下げそこから操演する。
    いくつかのパートに分けられ、最初は、竜2頭が水を吐きながら泳ぐ、次は、極彩色の鳥のつがいに卵が生まれ、ひなが孵る話。
    そして、子供たちが相撲をしていると、段々大きな子どもが現れ相撲に勝っていく。そこへ最初にいた子どもによく似た子が現れ、大きくて強い子どもに勝ってしまう。その子は、カッパに似た妖怪のような者だった。

    と、ここまでは、水上演劇なのだが、突然観客側から人が現れる。
    スーツにネクタイという男装の女性で、トランクを手に人類の進歩・進化について語る。その声を聞き、水の中から先ほどのカッパが現れる(人間の俳優)。
    彼に、言葉と衣服と食べ物(マック)を与える。彼は、水の中の仲間、エビ、カニ、魚たちが止めるにもかかわらず、それにつられて水から出てくる。
    そして、水の仲間たちも一緒に連れていこうとするが、彼らは水から出すと動かなくなってしまう。
    彼は、与えられたモノを戻し、仲間と水の中へ帰っていく。
    ラストは極彩色の動物たちが喜ぶ。
    というストーリー。

    実にわかりやすい。
    水上演劇のほうの台詞はすべてベトナム語なので、実際は何を言っているのかまったくわからないのだが、ストーリーは追える。

    20分の上演時間だし、スタンディングで観るには丁度いいと思う。
    舞台となる池は見下ろす位置なので、後ろだと観にくいかもしれないが、前だと水がかかってしまうかもしれない。
    星を付ける感じではないので付けないでおく。

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    2009/11/29 04:23

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