12人の淋しい親たち 公演情報 劇団時間制作「12人の淋しい親たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/09/22 (木)

    180°変わる展開と演者の情熱が合わさり、とにかく心が揺さぶられました。これはテレビや映画じゃ体験ができません。正直、岡本夏美さんのファンと時間制作のネームバリューで、こちらを観劇することにしましたが、最後の方になったら、それらを忘れて、魅入っていました。言語化できないほどの凄さです。ただの「12人の怒れる男」のオマージュではありません。これは上質なミステリー。最低あと一回は観劇します。

    ネタバレBOX

    単身赴任の旦那を持つ、母親が子供の首をフルーツナイフで刺し、首を絞めて殺してしまう。母親は罪を認めているが、これを無罪、有罪、情状酌量のどれを選択するかを決める裁判員が大まかなストーリー。「12人の怒れる男」のオマージュだが、日本が舞台のせいか、よりリアルに感じました。1人が情状酌量を訴え、裁判記録や人々の想いにより、どんどん展開していく。多くの登場人物は最初、自己主張が強くてうっとおしく感じていたが、実は個々の事情が背景にあり、ストーリーが進むに連れて演技が変わっていく。岡本夏美さんの感情の際の演技力が凄まじく、ストーリーの深みと満足感に繋がった印象です。

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    2022/09/22 21:06

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