満足度★★★★★
“初”燐光群は好感触(^-^)/!
私にとって今回が“初”燐光群でパブリックイメージなどから社会派のお固い舞台なのかと思って行ったのですがいい意味でイメージを裏切られ、2時間15分(+アフタートーク)があっという間でした。
舞台はハシムラ東郷のコラムをメインに、人種差別やフェミニズムなど当時のアメリカの様々な社会思想的背景が出てくるんですが、ハシムラ東郷のコラム自体がブラックユーモアなので深く考えさせられつつクスッと笑えてなかなか面白かったです。
キャストのみなさんが何役か兼業して役を演じていらっしゃる中、唯一の通し役・平栗あつみさん(円企画)演じる『宇沢美子』がストーリーテラーとして登場したのが解りやすくてよかったかなと。
アフタートークの時に登場した本物の(笑)宇沢美子先生(慶應義塾大学文学部教授)が「舞台に自分が出てきてびっくりした(笑)」とおっしゃっていたのですが、雰囲気があってすごく素敵でした。
そのアフタートークでは坂手さんと宇沢先生との出会い、宇沢先生が『ハシムラ東郷』を研究するに至ったきっかけetc…興味深い話がたくさん聞けました。
話を聞いた限りでは何かまだまだハシムラ東郷に関しては未知のことが多いようなので、もし宇沢先生の研究が進んだらぜひ続編が見たいなー…なんて思いました(^^)。