実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
登場人物は15人、しかし知り合い同士というわけでもなく、オムニバスのように別々の物語が紡がれていく。舞台は、12月のクリスマス・イヴ迄の数日間、東京にある劇場の事務所を中心に繰り広げられる群像劇。別々のドラマが並行して展開していくが、だんだんとジグソーパズルのピースが収まり全容が見えた時、なるほど この時期に相応しいファンタジーが…寒い時期の温かい話として組み上がる。笑い泣きで感情を揺さぶり楽しませる。見事!
初演は2015年、演劇集団キャラメルボックスの結成30周年記念公演らしいが、未見であった。本公演は、同 俳優教室2022年度プロデュース公演であるが、若い役者がデフォルメした演技で感情を表わしていた。敢えての誇張表現は、面白可笑しく観せることで一瞬にして その場の状況と気持を伝えることができる。そんな工夫が好ましかった。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)【Xチーム】追記予定