第63回東京都高等学校演劇コンクール中央発表会 公演情報 東京都高等学校演劇連盟「第63回東京都高等学校演劇コンクール中央発表会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    CHANGE(創価高校)
    創価高校演劇部脚本というのだから、すんごい!
    コメディ色の強いちょっぴり考えさせられる舞台でした。


    以下はネタばれBOXにて。。(これでコンクールの観劇は全て終了!ノルマを果たす!笑)

    ネタバレBOX

    女子高校生のみゆきは友人関係で悩み、進路で迷い、母の再婚話に嫌悪感を抱く。そんなストレスを抱え気を失ってしまったみゆきが目覚めると、そこは「ソト」といわれる別の世界だった。たぶんこの世界は意識の世界で、黄泉の国と現実の世界の狭間なのだろうと思う。ここでみゆきは不思議な体験をする。

    そこでは施設から逃げてきた戦争孤児ら6人で家族のように暮らしていた。彼らはみゆきに戦争の話や空襲で孤児になった経緯を聞かせ、役人によって身寄りのない子供たちが施設に入れられたことなどを話す。しかし、彼らは施設で苛められて逃げて来てやっとここに落ち着いたという。

    彼らと仲良くなったみゆきは彼らを通して思いやりや労わりの心を学んでいく。そうして「今までの私は自分のことしか考えてなかった。でもそんなの違う。」と気が付くのだった。すると6人は「みゆきには待ってる人がいるから出口から出て帰るように。」と説得する。

    こうしてみゆきは気が付くと、病院のベッドで横になり傍にはみゆきの母、学校の先生、ゆう(みゆきの親友)、学級委員長がみゆきを見守っていたのだった。ここでみゆきは今までの言動を後悔しそれぞれに謝罪をする。ちょっぴり大人になったみゆきだった。という筋。
    物語は気恥ずかしいほどに青臭いが、これが青春なのだと改めて感じる。この手の内容は案外多いが、素晴らしいと感じたのはキャストのキャラ立てが確立されていたのと、コメディ色が強い分、楽しかった。そしてそれらを感性と若さで引っ張った舞台だった。6人の孤児の存在感たるもの素晴らしい限りだ。特にダー(熱田幸雄)の運動能力は素晴らしいのでした。猿なみ!笑



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    2009/11/19 01:22

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