ほたえな 公演情報 ソラトビヨリst.「ほたえな」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    続くストーリー
    以前、 グワィニャオン の番外公演 「池田屋・裏」を観劇していたから、物語が関連してたのが嬉しい。より一層、理解できた!というものだ。

    導入音楽、照明、演出は相変わらず巧みだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    京都近江屋で、龍馬が暗殺され、その検証を死にそうな中岡に仲間の土佐藩士たちは事の筋を説明させる。もう、この時点で笑うほかない。12か所切られてる中岡は瀕死の重傷に違いないのに、これまた藩士たちの要望どおりに息絶え絶えにしゃべる、しゃべる、しゃべる・・笑
    そのうち中岡自身も興奮してきたのか、瀕死のはずなのに龍馬が切られたシーンの解説時では、なんだか急に元気になって立ち上がり、藩士たちに代役までやらせて再現させる。コメディでしょ?この時点でコメディばりばり。笑

    そのうちおかめみたいな、あづきという女が登場すると、そのあづきに中岡自身の代役をやらせ、今度は役者も揃ったところで完璧なまでに再現させる。この時、中岡は名監督!笑

    一方で舞台の右側ではお龍と千葉さなこが亡き龍馬をめぐって女の戦いに終始する。ここでの両名は、頬に張り手のシーンでも本気で張ってるから、流石に西村の演出だけあるなー。なんてそっちに感動!

    戻って左側の舞台ではいよいよ中岡が死にそうな時に死んだかのような話をする藩士たち。そんでもって気がつけば龍馬の死体をそっちのけで彼らは龍馬暗殺の証言を書くのに必死だった。

    思想が違えば切る時代にいったいどこに真実はあるのか見極めきれず、藩士たちがさ迷ってる様子に笑いが止まらず、一方で龍馬を切った見回り組の今井信郎は西郷が釈放を命じたことにより、無罪放免となってしまう。胡散臭い時代の流れの中、谷(土佐藩士)の記録と田中(陸援隊隊士)の記録と菊屋峯吉(使用人)の証言が微妙に違うのも可笑しい。

    いったいあれからこの国は良い方向に変わったのだろうか?
    ほたえな!


    7

    2009/11/17 14:40

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  • >レビューのUPを優先してしまい、コメントの返信は後回しになってしまいましたが、お許しを。

    >みささま

    とんでもございません。こちらこそ申し訳ありません。
    「ロザリー」での脱線を深くお詫び申し上げます。

    2009/11/20 10:53

    きゃる>
    >だからこそ、私もみささまの豊かなレビューを愛読しているのです。

    重ね重ね、恐れ入ります。レビューのUPを優先してしまい、コメントの返信は後回しになってしまいましたが、お許しを。

    2009/11/20 10:43


    >みささま

    >本を読まずに育ってしまったんでしょうねぇ。話すのは生活上、必要だから伝達は出来るのでしょうけれど、いざ、文章におこすとなると書けない人が多いですね。
    ですから、ワタクシ、文章の書き方が素晴らしい方と頭脳明晰な方は基本的に大好きですよ。文章に惚れてしまう。笑 
    常に自分にないものに惹かれます。

    まったく同感です。読書と語彙は関連しますからねぇ。
    だからこそ、私もみささまの豊かなレビューを愛読しているのです。

    2009/11/19 15:14

    きゃる>
    >周囲が井上聞多(馨)のケースみたいに持ち直すのではと思ってたっていう史実を逆手にとってコメディに仕立てたんでしょうね。

    そっか・・・、そう考えるとひじょうにレベルの高い劇だったんですね。
    小劇団の芝居を観てると、おおよそ、史実に基づいた公演をするのは決まって男性の脚本家です。こんなところも女性が全体的に歴史に弱い証明ですね。

    >文章にすると・・・。そういう子、多いですね。3つ違う芝居観て感想文が3つとも同じって人もいたから。「目線とか、息遣いとか、動きとか、お芝居の人はみな素晴らしい」って。「おかしくない?」と言ったら、「ほかにどう言えばいいですか?」と聞かれて、返答に困った。

    本を読まずに育ってしまったんでしょうねぇ。話すのは生活上、必要だから伝達は出来るのでしょうけれど、いざ、文章におこすとなると書けない人が多いですね。
    ですから、ワタクシ、文章の書き方が素晴らしい方と頭脳明晰な方は基本的に大好きですよ。文章に惚れてしまう。笑 
    常に自分にないものに惹かれます。

    2009/11/18 11:52

    >はい。コメディ仕立てでした。コメディだから、死にそうな中岡を放っておいて医者にも見せず、根ほり葉ほりと聞きまくる。普通じゃないでしょ。笑
    でもって中岡も死にそうで死なない。笑

    こういうありえない設定で進むのは面白いんですよね。なかなか、死なないとか(笑)。
    コントではありますが、最近のお芝居では少ないですね。昔はこういうコメディもあったけど。
    やはり、中岡は斬られてしばらく生きてたから、周囲が井上聞多(馨)のケースみたい
    に持ち直すのではと思ってたっていう史実を逆手にとってコメディに仕立てたんでしょうね。

    >いまどきですなっ。単語の羅列のみ!笑

    ええ(笑)。喜劇だかシリアスだか判断つかない。芝居の話をするときは「どこがどうよいのか」
    ちゃんと話せる子なんですけどね、文章にすると・・・。そういう子、多いですね。3つ違う芝居
    観て感想文が3つとも同じって人もいたから。「目線とか、息遣いとか、動きとか、お芝居の人はみな素晴らしい」って。「おかしくない?」と言ったら、「ほかにどう言えばいいですか?」と聞かれて、返答に困った。

    2009/11/18 02:40

    きゃる>
    はい。コメディ仕立てでした。コメディだから、死にそうな中岡を放っておいて医者にも見せず、根ほり葉ほりと聞きまくる。普通じゃないでしょ。笑
    でもって中岡も死にそうで死なない。笑
    ですから、でんでんシリアスじゃあないですよ。舞台でなんだか全員が遊んでる感じ。

    >「マジ、感動したー。役者さん、ステキー。殺陣カッコイーイ。オススメー」

    いまどきですなっ。単語の羅列のみ!笑



    2009/11/18 01:06

    >みささま

    みささまのレビュー、やっぱり面白ーイ。
    同じ作品でtetorapackさんへのコメントでは龍馬ネタのマジなお話してた
    私ですが(笑)、ここ読んで笑えたー。これコメディ仕立てなのですか?
    観てみたかったかも。自分はシリアスな時代劇はパスしたいので。
    実は友人の時代劇女優がブログに感想書いてたんだけど、いつもながら表現力のない
    子なものだから「マジ、感動したー。役者さん、ステキー。殺陣カッコイーイ。
    オススメー」で終わってて、まったくツマンナイ内容に感じたわ(笑)。
    みささま、素晴らしいよー。

    2009/11/17 17:48

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