実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/09 (金) 14:00
予備知識皆無で観に行ったが、実に興味深い舞台だった。62分(20分休み)78分。
溝口健二監督の1948年の映画をミュージカル化して舞台に載せる。何故ミュージカル?と思ったが、観てみて納得の舞台だった。原作の映画はドキュメンタリーかと思うリアリティだそうで、そのまま舞台化すると深刻に鳴り過ぎるのだと思う。ミュージカルにしたことで、やや冗長感は出るが、歌の力で見せる、みたいなことが成功していると思う。軸になるのは、江口のりこ・前田敦子・伊原六花の3人だが、伊原が最も生き生きしているように見えたことが、伊原が目当てで観に行った者として嬉しい。アンサンブルの女性6人と北村岳子が良い仕事をしている。