実演鑑賞
満足度★★★
『ロミオとジュリエット』のその後を描いた喜劇。このセンスは令和最先端に気が違っている。超満員の観客は新しい笑いに飢えていた。前作、『どッきん☆どッきん☆メモリアルパレード』のラスト、踊り子ありさんと釜口恵太氏のキスシーンが焼き付いている身としては観ざるを得ない。
場内は笑いが絶えず、役者一人ひとり登場するとわっと沸く。四柳智惟(ともただ)氏の作ったオープニング映像、NHK連続テレビ小説風「ジュリさん」が至極の出来。生き延びた二人が子供三人に恵まれて幸せな家庭を築いている。
長女ミア役の加藤睦望さんがガチガチの訛りで一切喋っている内容が判らないのが凄い。九州っぽい方言?
MVPは家政婦として住み着くチューシー役の高畑遊さん。元ハナタラシの大宮イチに似た風貌で、一貫して暴力的。この人の存在感は作品そのもの。